PCモニター使用レビュー　EIZO FlexScan EV2785

了解しました。EIZO FlexScan EV2785 は仕事で使うにあたり、いろいろと考えた末に購入しました。
価格が高かったのですが思い切って買ってみて良かったと思います。
以下で、ご説明していきます。

外観は以下の写真の通りです。
横幅は62cm位です。高さは、画面を上下に昇降できるので、実寸で37cmから56.5cmでした。
奥行き（支える円盤の直径）は大体23cm位です。
重量はカタログ上は質量約8.2kgとあります。実際に持ってみると、ずっしりと重さを感じます。

下の写真は、折り畳んである支柱部分を最も伸ばした状態です。

支柱を一番下まで下げると、以下のようになります。

入力端子は、HDMIが２つ、USB Type-Cが一つ、DisplayPortが一つです。

出力端子は、ヘッドホン端子が一つ横面にあります。

モニターのフレーム幅は狭く（カタログ上は1mmだそうです。実際に表示される画面の外側のエッジからフレームまでは6mmくらいありました）、スタイリッシュな印象です。

27型なので画面の大きさとしては、実用上は広すぎず狭すぎず、といったところだと思います。通常の机に置くには適度なサイズ感と言えるのではないでしょうか。

24型ですと、価格はより安価になるメリットがあります。一方、画面に表示できる情報量がやや少なくなり、また、解像度を上げると文字が小さくなってしまいます。

32型ですと、より大画面なので27型と比べて文字が大きくなりますが、価格が相応に上がり、重量も重くなり、横幅が更に必要となる、といった点には気をつける必要があります。

このモニターには以下の６つの表示モードがあります。

この中でアーリーバードが一番期待していたものが、Paperモードという表示モードです。
仕事でモニターを使用する場合に一番重要視していたのが「見やすさ」と「目が疲れにくさ」だったからです。

Paperモードの表示は以下の通りですが、明るさが抑えられるとともにブルーライトが大幅に抑えられています。アンチグレアなので映り込みが少なく、自動調光機能により適度な明るさに調整してくれます。加えて、4Kを表示の高解像度なので、文字が滑らかに表示されます。

結果、目の疲れやすさは軽減していると思います。この点は非常に満足しています。

以下はPaper表示モードです。ちょっとわかりにくいですが、全体的に茶色がかった色で輝度も抑えられています。

以下は、DICOMという表示モードです。最も明るい輝度だと思います。これも写真だとわかりにくいですが、光が強すぎて目が疲れます。

4Kの解像度である3840×2160ピクセルを表示できます。
この場合、表示できる情報量は格段に多くなります（画面上に多くのwindowを並べて表示できるようになります）。一方、文字はその分小さく表示されますので、その点はトレードオフです。
アーリーバードは、そこまでの高解像度だと、長く使用していると目が疲れてしまいます。
そのため、普段はフルHD(1920×1080)で使用し、更に高解像度が必要な場合に解像度を上げるように使い分けています。

以下は、4Kの解像度の画面です。
４枚のwindowを並べています。
表示される字が小さくはなりますが、一度に多くの情報を見られるのはとても便利だと思います。

以下は、上記状態からフルHDに切り替えた時の画面です。
一枚のwindowで画面がいっぱいになっていますが、字が大きく表示され見やすくなります。

表示モードの切り替えや入力の切り替えは、以下の写真の通り、画面の右下の突起のあたりを押すと操作ができます。
以下は、ECOの状態を操作する画面の例です。

表示モードの切り替えもここから操作します。

USB-CでノートPCと接続し、かつ、PCに給電もできてしまうところが実はとても便利です。AC電源ケーブルがなくてもノートPCを使い続けることができます。
モニターにスピーカーは内蔵されていますが、音質は期待しないほうが無難だと思います。

EIZO FlexScan EV2785は、アーリーバードが期待していた通りの目に優しいモニターでした。

PCモニターで眼精疲労などに悩まれていてモニターを購入しようと考えている方には、候補に考えてみてもいいのはないか、と思います。
最近は、4KではありませんがWQHD（2560×1440）が表示できるより安価な機種も販売されています。ご自分にあったものが見つかるといいですね。