八段錦（はちだんにしき）

両手を上に伸ばし内臓の圧迫感を除く運動だそうです。個人的には、スピードが全然違いますが、ラジオ体操第一の最初の動きと似ている気がします。

上述の本によれば、第一段錦の効能は、肩や腕のこり、食欲不振、胃もたれ、二の腕やウエストの引き締め、だそうです。

馬にまたがるように立ち左右に弓を射る運動だそうです。

腰を落とす「騎馬立ち」の格好のまま、弓を射るポーズをします。時間をかけて動作するので意外と足腰が鍛えられます。また、胸を開く動作なので、姿勢も良くなる感じがします。

上述の本によれば、第二段錦の効能は、動機、息切れ、バストアップ、脚の引き締め、だそうです。

片手ずつ上げ下ろし上半身を伸ばす運動だそうです。

立ったまま、左右の片手ずつ呼吸に合わせてゆっくり上げて下ろします。終えると、気持ちが落ち着く気がします。

上述の本によると、第三段錦の効能は、内臓の活性化、ストレス、不安感、不眠、だそうです。

ゆっくり首を動かし気の巡りを高める運動だそうです。

動作は単純なのですが、体が硬いので個人的には首を回すのが大変ですね。

上述の本によれば、第四段錦の効能は、背骨の歪み、肩こり、冷え性、便秘、内臓の活性化、だそうです。

上半身を大きく回し心身の緊張をほぐす運動だそうです。

騎馬立ちになって、上半身を傾けて左右に回します。これも足腰が鍛えられます。

上述の本によれば、第五段錦の効能は、首や肩のこり、ストレス、ヒップアップ、足腰の強化、だそうです。

全身を大きく動かし血の巡りをよくする運動だそうです。

体の脇を伸ばす動作と、大きく上半身を上下に回す動作が組み合わさっています。

上述の本によれば、第六段錦の効能は、腰痛、関節痛、生理痛、便秘、食欲不振、むくみ、ウエストの引き締め、だそうです。

目を見開き、拳を突き出して気を込める運動だそうです。

この動作をするとは気力が充実する感じがします。

上述の本によると、第七段錦の効能は、全身のシェイプアップ、バストアップ、高血圧・低血圧、無気力・倦怠感、だそうです。

つま先立ちで脊柱を刺激し万病に効く運動だそうです。

つま先立ちになった後、かかとから足をおろす動作です。

上述の本によれば、第八段錦の効能は、関節痛、便秘、痔の予防、下半身のシェイプアップ、疲労回復、だそうです。

ゆっくり動作するため、またそのゆっくりした動作に合わせて呼吸しているためか、心が落ち着きます。主観的な表現なので、全ての人に当てはまるかはわかりませんが、実践してみると、その前後でその効果が実感できると思います。

とてもゆっくりした動作に合わせて、息を吸ったり吐いたりするので、何回もやっているうちに深いゆっくりとした呼吸ができるようになります。肺活量が増えるかどうかはわかりませんが、長く細い呼吸ができるようになるように思います。

比較的長い時間腰を落として動作したりするので、足腰が鍛えられます。また、リラックスしてゆっくり動作するので怪我の心配はほとんどないと思います。

心が落ち着くためか、八段錦を行った日は睡眠の質が良くなる気がします。

リラックスしながら大きくゆっくり体を動かすため、仕事などで凝り固まった体がほぐれ、柔軟性が増すように思います。